AC・人格障害からの回復 怒りに効く3つのテクニック

怒りとのつき合い方

怒りと憎しみの34年間

怒りにまかせて叫ぶ。食器棚の戸を外しガラスごと叩き壊す。父親の顏に熱いココアをぶちまける。…すべて過去の私が実際に行ったことです。

私にはACだけでなく、複数の人格障害もあります。放任家庭だったので回避性人格障害の部分があり、特徴は攻撃性の問題が出ることだそうですが、私にも本当によくあてはまりました。

内観後

こういうケンカ、内観後はしなくなったなぁと思います。

ACや人格障害の人は

怒りに苦しむことも多いのではないでしょうか。ここでは怒りになじみすぎた私が、怒りと上手につきあうのに必要と思うことを3つ書きます。

1.怒りには悲しみが隠れていると知っておく
2.その場を離れる(自分を見つめる余裕をとる)
3.悲しみを癒す

1.怒りには悲しみが隠れていると知っておく

怒りは期待のずれ

怒りには、必ず悲しみが潜んでいることに気づいていましたか。怒りはなんらかの期待が裏切られた時に起こる感情です。

  • 恋人が自分の誕生日を忘れていた(思っていたほど尊重されなかった)
  • 部下が頼んだことをやっておいてくれなかった(〃)
  • 容姿や経歴など、劣等感を持っていることを指摘された(〃)
  • 自分の出した企画に、反対ばかりで提案がない(〃)

思わず怒りがこみ上げそうな状況を思い浮かべてみましたが、どれも「自分は他人からどう見られているか」「人間って(この人って)こんなもん」をよく理解していれば、うんざりはしても、我を忘れるほどの怒りには発展しないものです。

どこかで期待したり、自己イメージが他人とずれていると、期待通りにならず怒りがわいてくる。

http://www.ashinari.com/2012/05/17-362042.php

怒りの裏には必ず悲しみがあります

クレーム電話がしつこいのは、人間が感情の動物だからです。感情はすぐには収まりません。しかし時間をかければ確実に弱まり消えていきます。怒っている相手には、一切口を挟まず、念を入れて話を聴くことが、むしろ早く終わらせるコツです。

感情が収まるにつれ、相手に心の余裕が生まれてくるからです。

期待を裏切られて、悲しい。

そう素直に言えない人が怒る。

これを知っていれば、怒りに燃えた時、

「相手を責めるアクション」
⇒不毛で永遠に終わらないループ開始

から

「自分は悲しいと伝えるアクション」
⇒相手は責められていないので、素直に聞ける

へ転換できる可能性が高まります。

そこまで出来なくても、相手の非を責めるより、傷ついた自分への対応を考えましょう。

2.その場を離れる(余裕をとる)

http://www.ashinari.com/2011/06/25-037160.php

感情的になっている時

まず正しい対応がとれません。

感情的に口走った言葉、つい送信したメール、やってしまったことを思い浮かべて下さい。いいことはなかったのではないでしょうか。

怒ったら必要なことは、相手を刺す一言を探すより、自分を冷静にすることです。

職場やビジネス関係なら、とっさにその場を離れることが賢明です。トイレにでも駆込んで呼吸を整え、水で手を洗う、口をゆすぐなどして、自分を冷静にする時間をとりましょう。

とっさのおすすめ

1.数息観(すそくかん)

ゆっくり時間をかけ鼻から息を吸って吐き(ひとーつ)、またゆっくり吸って吐き(ふたーつ)、…。10まで行ったらまたひとーつ、を繰り返します。感情ではなく、鼻から出る息の感触と、数を数えることに集中します。回数は、心が落ち着くまで。

2.心の実況中継

「いま怒って慌ててトイレで息を数えている」
「数えているけど混乱して、怒ってどうしていいか解らない」
「帰ったら感情的なことを、言ってしまいそうで怖い」
「感情的な一言を言ったら、この話はパーになる」
「パーにするのは嫌だが、怒ってしまいたい」…

このように、思ったことを全部、口に出すのもいい方法です。

怒っている時はエネルギーが渦巻いているので、無理に押さえつけず、感情的な自分を認めてやるのです。そうやってありのままの自分に気づきながら、怒っている自分を見つめる。

怒りに任せて何かすることは、エゴ(自分の都合)と理性の距離が取れていない状態です。怒りに震えつつ、そんな自分をもう一人の自分が離れて見られれば、成功です。

「あ…自分の思い通りにならなくて怒ってる…」と。

このようなことを書くのは、怒ってはいけないのではなく、怒ると結局、損になることが多いからです。思わず怒りたくなる時ほど、冷静な対応が求められます。

ケンカは結局、冷静な方が勝つものです。(勝とうと思わないから冷静だったりするのですが)

3.悲しみを癒す

トイレの実況中継中

「猛烈に悲しい」「裏切られたと感じた」などが言えて、泣けるなら素直に泣いて下さい。

これだけで、怒りの気持ちはかなりしぼむものです。

自然に泣ける方法

それが無理なら、家に帰ってから様々な方法を使い、涙を流しましょう。

※スポーツ、カラオケ、皿を割るなど、発散系のことがよく言われますが、私には全く効果のない方法だったので、こちらをお勧めします。

1.泣く

行き場のない悲しみが心に溜まっているはずです。放っておくと、内観前の私のように心がガチガチに凍ってしまいます。

週末など家にこもり、泣ける映画のDVDや本など、感情移入できるものを観て、ダラダラ泣くと、溜まっていた悲しみが洗い流され胸がすっきりします。

2.本音を書き殴る

紙に本音を書き殴ることも非常に効果的です。

言えなかったことや、気持ちが素直に出て、泣いてしまう事が多々あります。その後はとてもすっきりして、よい考えを浮かべる心の余裕が生まれています。

書いた内容を見て自己客観視できると、ますます怒りは減ります。

内観は究極の怒りマネジメント

究極の方法は内観

しかし、怒りに一番いいのはやはり、内観なのです。

実は内観後、一番変わったことは「怒らなくなった」ことです。今、怒りを抑えるのに何の努力もしていません。そもそも、抑えたいほど怒ることがすでにありません。

もちろん、人格者になった訳ではまったくないのですが、内観前に比べ怒ることは激減したし、怒っても長続きしないんです。怒りの根っこがなくなったというか…。当然、すごいラクです。

怒りの根っこ= 潜在意識にたまった感情

怒りは、起こったことに対してより、その人が心に溜めている悲しみや不満などに炎が移り、燃えているのが実情に近いようです。

怒ってばかりいる人を見ていると、それがよく解ります。可哀相だな、内観しないと怒りや悲しみってそう簡単に無くならないもんな、と思って見ています。

一番本質的な解決

内観は潜在意識のネガティブ感情の掃除なので、本当に怒りは減ります。結論がいつも同じですみませんが、一番のおすすめはやはり内観ですね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。