2回目 体験前

ふたたび内観へ

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失業中の夏

2回目の集中内観は、初めての集中内観から1年8か月後、派遣先を6月で退職した失業中の夏でした。

当時はまだ父への憎しみや恨みがまったく解消されていない状態でした。しかし失業後、家にいる時間は多くなり、必然的に父親と顔を合わせる機会は増えていました。

ある時、些細なことで父と口論のすえ取っ組み合いになり、投げ飛ばされ怒り狂った私が警察を呼ぶ騒ぎになりました。この時は警官に家を出るように諭されました。

瞑想クラスで内観を指示される

いっぽうでその頃私は藤川和尚に教えてもらっていた上座仏教の瞑想法「ヴィパッサナー瞑想」のインストラクター地橋先生の本に感動し、東京新宿の朝日カルチャーセンターで先生の瞑想講座を受講し始め、3か月が経過していました。(~2012年 現在まで継続中)

この講座では瞑想実践のあと質疑応答時間が設けられ、希望者は瞑想のやり方や現在の生活の悩みなどを質問、相談していいことになっています。

その中で父との間にあったことを報告したところ、先生は私に「もう一度内観に行ってきなさい」※とおっしゃるのです。

※ヴィパッサナー瞑想を進める上で、内観がたいへん効果的なため、先生は指導の一部に積極的に内観をとりいれていた。

http://www.maithri.com/resources/photography/saranath.htm

再びやる気になる

当時の私は、藤川和尚との交流や瞑想講座を通じて、少しずつ仏教の価値観や考え方を学び始めていました。

そのため瞑想で心(潜在意識)の中身を掃除し、幸せな人生を目指すという考え方に現実的なものを感じていたので、初めて内観した時よりはずっと素直にもう一度、内観を真剣にやってみるか、と思えました。

こうして、思いがけず2回目の集中内観を受けることになりました。

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潜在意識について

深層心理学では意識(顕在意識)と無意識(潜在意識)の存在をみとめ、前者と後者の割合は1:9ともいわれ、目に見えている部分と隠れている部分の対比は海に浮かぶ氷山によく例えられます。

心はその意識できない大部分に、過去から現在までの記憶と感情が溜め込まれ、その内容が憎しみや怒り、悲しみなどネガティブなものばかりであれば「汚い状態」と表現したもの。

内観へ行ってきなさい=潜在意識に溜めてしまったネガティブな感情を、内観できれいにしてきなさい、という意味。

地橋先生の表現を借りれば内観は「心の便所掃除」になります。

ブッダの瞑想法―ヴィパッサナー瞑想の理論と実践

作者:地橋 秀雄
出版社:春秋社
発売日: 2006/05
メディア:単行本

2回目 集中内観 へ続く