依存症からの回復(3)アルコール 隣に知らない男性 駅で寝る

酔って犯した失敗

http://www.flickr.com/photos/24509941@N00/6271485711

ありすぎて選べない

覚えていないものを含め、すごい数だと思います。

そもそも集中内観体験記 1回目 体験前にも書いたように、内観へ行く決意をしたきっかけが、知人の指摘「自分の酔い方」がひどすぎて驚き、慌てた事でした。

私の場合、淋しくてもそれを感じないように、自分に嘘をつきながら生きてきた長い歴史があります。人は自分に嘘をつきすぎると、自分の本音すら解らなくなります。

「酔うと人が変わる」人

っていますね。そういう人は人が変わったんじゃなく、本性がむきだしになっただけで、自意識のある時には押さえつけている本音(無意識)のふたが、アルコールで開き、中身が漏れている状態だろうと、我が身を振り返り思います。

思えば意識と無意識の比率は1:9とも言われており、その力は比較になるものではありません。(酒を止めたい=1:酒を飲みたい=9)

失敗①言ってはいけないことを言う

笑われる

まず言葉での失敗が数知れません。

職場の人には秘かに飲ますと面白い、と思われていたようですが、うれしくないですよね。
笑わせるのではなく、笑われているわけです。

引かれる

もちろん一緒に飲めば、同僚の女性はたいてい「ドン引き」( ̄ロ ̄;)です。

自己管理不能

起きたら自分の部屋にジャンクフードやお菓子の空き袋が散乱していた事もあります。買った覚えは全くありませんでしたが、自分しかいません。ダイエットとか成立しません。

嫌なことがあると、すぐにその辛さから逃げるため飲みました。依存症の特徴で、タバコと同じです。

イライラ(((-‘д-)
→吸いたい(飲みたい)
→吸う(飲む)(-ω-)y-~
→ホッとする( ( ( ´o`)・*:.。. .。.:*・゜゚・*
→始めに戻る(サイクルや刺激がエスカレート)

失敗②危険と道連れ

(英)ガーディアン記事より 限りなく近いイメージ

路上で飲みだす

覚えている中でこれひどかったなあと思うのは、出先でショックなことがあった時です。会社勤めしつつ、アル中が進行していた30代前半でした。

直後に近くの都内ターミナル駅の地下街へ。コンビニへ駆け込み、酒を買いそのまま駅の地下街通路で飲み始めてしまいました。

路上で酔っていく女に次々に話しかけてくる男性を無視しつつ、コンビニの前で飲み続け、また買い、店の外側のごみ箱に空き缶を捨て、ごみ箱の隣飲み続け…ついに地下街へ続く階段に倒れこみ酩酊しました。

知らない男性が…

駅員に地下街通路のシャッターを閉めるからと追い出され、気づいたら自分の駅と逆方面路線の終点にいました。終電はとっくに終わっていました。

そこにも知らない男性がいました。(気づいたら駅の階段に座る私の隣に座っていた)。

幸いその時は、窃盗やレイプなどに巻き込まれずに済みましたが、もし暴力をふるわれたり、財布を盗まれても、何の抵抗もできなかったろうと思います。

失敗③だんだんバカになる

—絶望 Hopeless Roy Lichtenstein 1963

悪化の一途

記憶を無くす、酔い方がひどくなる…。その傾向が確実に、20代後半~30代前半にかけ進んでいきました。過食と入れ代わりに飲酒が台頭してきた感じでした。

翌日が仕事であれば、酒量をなんとかセーブできるので、深刻さに気づいていませんでした。

駅ではいつも酔っていた

飲み会でも1次会がお開き後は、必ず自動販売機で買った缶焼酎を、途中下車して駅のホームベンチで飲みつつ自宅へ帰りました。(なかなか家に着かない。。)

ここでも知らない男が近寄って来るし、乗車と同時に後をつけてきたことも。相当隙アリと思われたんでしょうね。駅で飲んだ記憶は、必ず男の姿がつきまといます。

幸い被害に遭ったことはありませんでしたが、怖い思いは何度もしました。相手をまくため、また途中下車したり。我ながらバカ以外何者でもありませんが、そこまでして飲んでいました。

リスク察知能力低下

恥ずかしくないか?

アルコール依存症者は、自分が周りからどう見えるか真っ先に気にしなくなっていきます。飲み方にほどほどはなく、必ず気持ち悪くなり吐くまで続ける飲み方でした。

金曜日、一番の楽しみは自宅近くでの外食(with 酒)か、飲みたいだけ酒を買って帰る事でした。自宅や近所ならベロベロに酔っても帰宅できない心配がない。好きなだけ飲める…。

アルコールは依存性薬物

Francis Bacon, “Three Studies for Figures at the Base of a Crucifixion” (ca. 1944)Courtesy the Metropolitan Museum of Art

つまり、断酒しかない

よく言われますが一杯目は自分が飲む。二杯目はお酒が飲ませる。三杯目は酒に飲まれる。

酒の値打ちは最初の一杯だけです。しかし一杯を飲んだ時点で、三杯目の扉を開けることと完全イコールになってしまう。

私のようなアルコール依存症者にとってはですが、健康な人にも充分ある危険性です。

酒好き = 「ヤク中」

アルコールは、ほどほどにしにくい。合法的に販売されていますが(タバコがそうであるように)主成分エチルアルコールの、れっきとした依存性薬物です。

こんなにある依存性薬物の種類

病識の発生

http://www.flickr.com/photos/75199686@N00/4456497360

病識:自分が病気であるという自覚。コトバンク

私ってアル中?

当時、アルコール依存症から回復した「アル中の二郎」さんのサイトを見ていてそういえばこの3年、飲み会の後は必ず吐くまで一人で飲み直していたと気づき、初めて不安になりました。

複数サイトをチェックした所、どう考えても自分はアルコール依存症だと気づきました。

現実にショックを受ける

依存症者の脳はアルコールを大喜びするように変わっており、可逆性がない(元に戻らない)こと、治療法は断酒しかないことを知りました。

でもどこかで納得していた

動揺し、クリニックへ電話で相談しましたが、話すうち自分の飲み方がおかしい事は自分が一番よく解っていると気づき、受診は取りやめました。

自分はアル中の病識はあったので、あとは唯一の治療法、断酒を実行するだけでした。